研究企画発表委員会
委員長 清水 勝公
 
  「海洋深層水2012伊豆大島大会」が、昨年の平成24年11月8日、9日の2日間、東京都「大島町開発総合センター」におきまして、開催されましたことを報告します。
大会の概要につきましては、以下の通りです。

【主催】  海洋深層水利用学会
【後援】  文部科学省・水産庁・東京大学大学院新領域創成科学研究科
東京都大島支庁・東京都大島町
【実行委員会】 委員長 川島 理史(東京都大島町 町長)
  委員 白石 學 (社団法人マリノフォーラム21)
藤田 大介(東京海洋大学)
鈴木 秀和(東京海洋大学)
池田 知司(株式会社 環境総合テクノス)
吉川 昌之(静岡県海洋深層水研究所)
  開催場所対応委員
    大内 一之(東京大学)
多部田 茂(東京大学)
佐藤  徹(東京大学)
早稲田 卓爾(東京大学)
原田  浩(東京都大島町)
野村 昌宏(東京都大島町)
【開催状況】    
   開会挨拶
  高橋 正征(学会会長・東京大学名誉教授・高知大学名誉教授)
川島 理史(実行委員長・東京都大島町長)
高本 賢司(来賓祝辞・東京都大島支庁長)
   研究発表
 
海洋・水質関連/生物・水産関連 :7題(座長:池田知司・株式会社環境総合テクノス)
農業・畜産関連 :2題(座長:白石 學・社団法人マリノフォーラム21)
健康・医療関連 :4題(座長:津嶋貴弘・高知県海洋深層水研究所)
利活用システム関連他 :3題(座長:新村哲夫・富山県衛生研究所)
  特別シンポジウム:深海利用研究の最前線
  大内一之(東京大学大学院新領域創成科学研究科・特任研究員)
河野 健(海洋研究開発機構・海洋環境変動研究プログラムディレクター)
早稲田卓爾(東京大学大学院新領域創成科学研究科・准教授)
實原定幸(株式会社ゼネシス・代表取締役社長)
多部田茂(東京大学大学院新領域創成科学研究科・准教授)
佐藤徹(東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授)
和田良太(東京大学大学院新領域海洋技術環境学専攻)
【見学会】  三原山山頂見学及び泉津港深層水取水施設見学
【参加状況】  参加者:会員43名 一般10名 学生4名  総員 57名
(韓国、台湾の海外からも参加を頂きました)

 本大会における最近の研究発表の特徴としまして、研究テーマが海洋深層水の利活用に特化され、また、その内容も同一テーマを年々深堀する方向の研究が多く、一聴衆者として、海洋深層水を真に有用活用する商品等々の出現を期待できる研究内容となってきていると感じております。
一方、本大会では、参加者数が例年の約半数に留まり、また、発表題数も約2/3程度と少なかったものの、発表時間を15分/題(例年:10分/題)としたことに加え、各発表に対して質疑時間を設けたことにより、参加者が研究発表内容をこれまで以上に理解することができ、両者にとって非常に密度の高い研究交流が図れました。このため、次年度以降も、本研究発表要領を反映すべきと考える次第です。
また、大会開催に当りましては、地元大島町の町長をはじめとします役場の皆様、また、東京大学の先生・院生の方々には特にご協力を得て運営することができましたことを、本紙面を通じてお礼を申す次第です。
最後に、会員の皆様方には、日頃、本学会活動にご理解とご協力を賜りまして、当大会の開催責任者として感謝申し上げる次第です。次年度は「台湾」での開催となりますが、スケジュール調整の上、多数の御参集を頂きますようお願い申し上げます。

 
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